トレッキングに行ってきた
今月の頭、ゴールデンウィーク後半の初日に研究室の友人とトレッキングに行ってきた。
登ったのは、比良山系最高峰であり日本二百名山にも名を連ねる、武奈ヶ岳。
京阪出町柳駅前07:45発の京都バス朽木学校前行きに乗り、登山口のある大津市坊村までおよそ一時間。
どうせそんなに人はいないだろうと高をくくっていたら、バスターミナルはトレッキングの格好をした老(若はほとんどいなかった)男女であふれかえっていて、臨時便がでるほどだった。当然、座れず。
9時前、坊村着
朝食のコンビニおにぎりを食べトイレを済ませたら、登山道を目指す。
川がきれい
登山道入り口
このときのルートは、御殿山・ワサビ峠を経て尾根づたいに山頂を目指す御殿山コース。
登る
結構傾斜がきつくて、少し登っては小休止してた。
それでも、先に出発していたお年寄りのパーティをどんどん追い抜いていった。
自分がまだ若いことを実感する。
1時間ほど登ったところで、木がまばらになってきた。
さらに1時間ほどで御殿山山頂に着いた。
この間でかかとに靴擦れを起こし色々ときつくなっていた。
シューズの慣らしが足りなかったのかもしれない。
御殿山からの眺め。奥に武奈ヶ岳が見える。
武奈ヶ岳は、比良山系最高峰ではあるものの奥まった位置にあり、その山容は麓からは見えない。
このとき初めて目にするなだらかな稜線とその先の頂に、かかとの痛みはどこかへいってしまっていた。
小休止の後ワサビ峠を目指し、いったん下る。
尾根には低木と草地しかなく、眺望の良い道が続く。
そして最後の登りに入る。
山頂へ…
12時少し前、武奈ヶ岳山頂(標高1,214m)着
眼下には琵琶湖が広がる。
琵琶湖の向こうに伊吹山や両白山地の山々、そして遠く北には若狭湾もみえた。
昼食を食べ、しばらく景色を堪能する。
12時半頃、下山開始。
所々に残雪がある。
登りよりも傾斜が急であるのに加え、転がっている岩も多くなかなかハードな道が続いた。
この間、いかにも危なそうな崖崩れの現場で足を滑らせ危うく滑落しかけるが、つかんでいたロープのおかげで、なんとか泥だらけになるだけで済んだ。
いくつかの沢を渡ったあと、30分ほどでイブルキノコバというチェックポイントに着く。
イブルキノコバがどういう意味なのかよくわからないけど、木立に囲まれた静かな場所で、小休止にはちょうど良い場所だった。
そこからまたさらに下っていくと、突然開けた場所に出る。
どうやら、スキー場跡らしい。
まわりの沢の水がここら一帯に集まっているらしく、八雲ヶ原という高層湿原があった。
イモリもいた。
北比良峠を目指し少し登る。
高低差たかだか数十mの登りだったが、下りに慣れてしまっていた我々にとってはいささか辛かった。
北比良峠で水分と食料を補給し、来る最後の下りに備える。
ここからは一気に600mを駆け下りる。
岩で足場が安定しないつづら折りの道をひたすら下ること1時間、大山口に着く。
あとはなだらかな下りをだらだらと。
少し行くと舗装道に出た。
あまりの歩きやすさに感動する。
そのあと獣道に入り、しばらく行くと再び舗装道に出る。
そして15時過ぎ、幹線道路に出た。
下山終了。
このあとは近くの日帰り入浴施設に寄り、琵琶湖岸で水切りしたのち、JR比良駅から京都に帰った。
ひどく疲れたが、それはどちらかといえば心地の良いものだった。
近いうちにまたどこか登ろうと思う。