離京

ここをしばらく放置しているうちに、もう学生最後の日となってしまった。
すでに下宿は引き払い、実家でこの記事を書いている。そして、数時間後には東京にいることだろう。

京都での学部+修士の6年というのは長かった。しかし、振り返れば短い。
その間、様々な人に出会い、環境も変わった。自分の内面については、かなり変わったところもあるし、まったく変わらなかったところもある。

当たり前の話だが、日々の連続の末に長い年月があるのであり、日々の微小変化の積み重ねが大きな変化となる。
その時自分が何を考えてどう行動したかなど大抵覚えていないし、振り返ってみたところでそこには後付けの対外的な理由があるにすぎない、ということが自分にはよくある。
それでも良いのかもしれないが、日々の微小変化から外挿したいつかの未来像を後から振り返られるようにしておくというのは、悪くないことだと今更ながらにおもう。さらに、データ点も多いに越したことはない。

というわけで、文章を書くのが苦手な自分ではあるが、これからはなるべく日々の記録として記事を書いていきたい。

学生から所謂社会人となる明日の自分は、今日の自分とおそらく連続であり、その小さな変化を感じ取ることは今の自分にはできないし、どこが変曲点になるのかもわからないが、いつの日かの自分はここに記す(であろう)記録によって、それらを知り得ていると信じて、東京へ向かうことにする。